着物の生地を利用した制服・商品の提案
1998年頃
いろいろな地区からのご相談を受けるようになりました。 一昔前は、特に地方の旅館さんほど制服は間に合わせが多く、社員に対しての福利厚生面では大変遅れておりました。 まず第一に、企業が何を目標にしているか、その旅館のオーナーがどんなイメージを考えているのかによって、 例えば、大型旅館で都会的なイメージ、団体客を中心にとお考えの旅館と、 個人旅館で一人何役もこなさなければならない旅館とでは制服のイメージも変ってきます。 それによって、カラーコーディネート等も考えなければならないと思います。
そんな状況から着物の他に、着物の生地を利用した洋服の制服も手がける事になって行きました。 その他、客室の浴衣、袢天、座布団等いろいろな商品も取り扱いが多くなってきました。 都内の飲食店でも、和食なら、寿司、天ぷら、日本料理など職種によって、 着物地をアレンジして、特殊なユニフォームも作り始めた頃です。 その時々に、よくお話をして、相手がどのようなお客様をターゲットにしているのかを伺い、 お互いに新しい製品作りをして来たのです。