オリジナル着物を作るには
お客様からのご要望に応じてオーダーメイドでオリジナルの着物が制作できます。
オリジナル着物は次の工程で作ります。
1.白生地
ワークきもの製品は一越ちりめんの生地を使用しております。ポリエステル100%ですからホームクリーニングまたはドライクリーニングにも最適です。 |
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2.商品企画、図案を作成する
お客様の要望を取り入れ専門スタッフが図案を構成します。 |
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3.型を作る
まずトレスという、図案に使用されている色をそれぞれに分ける作業に入ります。 |
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機械型は丸い銅で出来ています。 |
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型が完成しだい、桝見本(サンプル染)を作製し、配色等を検討します。 |
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桝見本(サンプル染)による検討の後、テスト染を致しまして、確認後次の工程に入ります。 |
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4.染(機械染・手染)
手染の場合、職人さんが板場に生地張りをしてから一枚一枚、1色に一枚の型を用い丁寧に仕上げます。 |
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機械染の場合、大型マシンで染を行います。 |
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こちらは銅型のローラーで染める方法です。色数と同じ数のローラーを使用します。 |
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5.むし、水洗、(撥水、帯電)、整理、仕上げ
染めた生地に蒸気で染料を定着させます。 |
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余分な捺染糊などを水で十分に洗い落とします。 |
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6.裁断、仕立、仕上げ、検品
国内工場での加工
ワークプレタではお客様へ高品質な和装ユニフォームお届けするために、日本国内の工場にて丁寧な仕立・加工を行っております。
国内工場での裁断。 |
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国内工場での仕立。 |
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国内工場での仕上げ。 |
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中国工場での加工
ワークプレタでは高品質を保つため、生地・染に関しては日本国内で加工を行っておりますが、 縫製に関しては、大口のご注文やよりコストダウンをご希望のお客様向けに中国の協力工場での加工もお選びいただけます。
中国工場での裁断。 |
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中国工場での縫製。 |
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中国工場での仕上。 |
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中国工場での検針。 |
1987年 北関東地区
業務用二部式着物の開発と同時期に、同じような相談がありました。 「着物の柄をオリジナル柄にしたい」との事でした。 皆さんは簡単に思われるかもしれませんが、大変な作業ですよ!! まず図案、型紙から全部貴社の為に作るわけですから、失礼ながら、ポリエステルの生地に染めることは、絹100%の手書き友禅とは全然違うのです。 図案までは一緒ですが、型は銅巻の1型(1色につき1本)6万円かかります。 3色柄で型代だけでも18万円。本物の銅ですからどうしても掛かってくるのです。
最低ロットでも100反くらい染めないとメリットは無いとご説明。 なんとなくわかって頂き・・・ それでも、まだ少し景気の良い時代でしたから、 今後、温泉旅館では事業を拡大していくからと引合いがあってから約1年間掛かりましたが、 500反納入させて頂きました。他の会社も同時期にオリジナル柄の着物を100〜200反ずつ納入させていただきました。 帯もオリジナルを織って、何百本と納入させていただきました。 今でも細々と続いております。 オリジナル型は20年経っても使用可能なのです。 座布団カバー染柄の別注や制服の別注等のご注文も頂きました。
品質生地によって、商品作りはすべて変ってきます。 よくお話を伺って、納得していただく事が大切。 オリジナル着物の作成を機に、いろいろと勉強させていただきました。