オリジナル柄着物の作成

オリジナル柄着物の染めに使う銅型
1987年 北関東地区
業務用二部式着物の開発と同時期に、同じような相談がありました。 「着物の柄をオリジナル柄にしたい」との事でした。 皆さんは簡単に思われるかもしれませんが、大変な作業ですよ!! まず図案、型紙から全部貴社の為に作るわけですから、失礼ながら、ポリエステルの生地に染めることは、絹100%の手書き友禅とは全然違うのです。 図案までは一緒ですが、型は銅巻の1型(1色につき1本)6万円かかります。 3色柄で型代だけでも18万円。本物の銅ですからどうしても掛かってくるのです。
最低ロットでも100反くらい染めないとメリットは無いとご説明。 なんとなくわかって頂き・・・ それでも、まだ少し景気の良い時代でしたから、 今後、温泉旅館では事業を拡大していくからと引合いがあってから約1年間掛かりましたが、 500反納入させて頂きました。他の会社も同時期にオリジナル柄の着物を100〜200反ずつ納入させていただきました。 帯もオリジナルを織って、何百本と納入させていただきました。 今でも細々と続いております。 オリジナル型は20年経っても使用可能なのです。 座布団カバー染柄の別注や制服の別注等のご注文も頂きました。
品質生地によって、商品作りはすべて変ってきます。 よくお話を伺って、納得していただく事が大切。 オリジナル着物の作成を機に、いろいろと勉強させていただきました。